異なるレース種目におけるステアリングの感度を適切に調整する方法

レースシミュレーションは、ここ数十年で大幅に進歩しました。グラフィックは今や非常にリアルで、実写とほとんど区別がつかないほどです。また、車の物理的挙動も同様に非常に正確なものとなっています。最近のゲームでは、レースカーのバーチャル表現は、ステアリングロックなどの詳細な部分まで、現実の車と非常に似たものとなっています。

ステアリングロックは、ハンドルを回転させることができる角度、つまり車のホイールを回転させることができる角度を決定します。例えば、ステアリングロックが900°の場合、機械的な限界に達し、ホイールが回転できる最大角度になる前に、左右どちらにも450°までハンドルを回転させることができます。

しかし、すべての車に適合する「単一」のステアリングロックは存在しません。 それぞれの車は、それぞれの分野で最高のパフォーマンスを発揮するように設計されているため、同じレースシリーズやクラスであっても、ステアリングロックは大きく異なる場合があります。

非常に高速な状況など、素早い反応が必要な場合には、通常、回転角度は少ない方が好ましい。このため、フォーミュラカーでは360°付近でステアリングロックがかかるようになっている。WRCの新型車では540°前後、GT3では450°から800°と、かなり幅がある。

ステアリングロックは通常、使用するゲームや車によって設定されます。しかし、現実のステアリング操作が画面上の仮想ステアリングホイールの動きと正確に一致しないことに気づくことがよくあるでしょう。

ダイレクトドライブホイールベースをお持ちの場合は、チューニングメニューで変更できます。 従来のベルトまたはギア駆動のホイールベースとは異なり、ダイレクトドライブベースには、ステアリングホイールの回転を制限する物理的なハードエンドストップがありません。 代わりに、モーター自体が生成する「ソフトロック」によってステアリングロックをシミュレートすることができます。

ほとんどのゲームでは、チューニングメニューの「オート」設定が通常、正しいステアリングロックを提供し、バーチャルと実際のステアリングホイールの適切な比率を確保します。アライメントがまだずれている場合は、90°から2520°の範囲で手動で設定を調整することができます。これは、ステアリングホイール上で直接、または「感度」または「SEN」設定のFanatecコントロールパネルで行うことができます。画面上のホイールと実際のステアリングホイールが一致するまで、設定を微調整します。

ステアリングロックとレシオを適切に調整すれば、お好みのゲームで最もリアルな体験ができるでしょう。しかし、ご自身の好みに最も合った設定を見つけるために、さまざまな設定を試してみることをお勧めします。

感度設定は、すべてのFanatecホイールベースで利用でき、PCとコンソールで動作します。シミュレーターレースを始めたばかりであれば、PC用のCSL DD QR2 Ready2Race Bundleのような製品を検討してください。お気に入りの競技が見つかった場合は、Podium Steering Wheel Monte Carlo Rally やPodium Steering Wheel Porsche 911 GT3 Rなどのステアリングホイールでセットアップをアップグレードし、仮想レースの世界により深く没入することができます。